家づくりで大事な気密測定
おかげさまです。
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です。
先週はベストホームの標準仕様の
断熱材セルロースファイバーの
施工の様子を
お伝えしました
断熱の施工をしたら
必須の工程になっています
気密測定をすべての物件で
約7年まえより
測定しています
今日はそのことを
書いていきたいと思います
ベストホームで断熱材を
施工したあとの
数日以内に
気密測定をおこなうように
決めています
その状態で気密測定をし
思うような数字が
出ない場合は
空気の漏れを探して
手当て処置を
することで
一定以上の
性能を確保するためです
そもそも
気密測定とは
住宅の隙間をC値
という数字で示します
C値の数字が大きい
という事は
隙間が多い・大きい
という事です
隙間が大きいと
冷暖房の効果も落ちますし
24時間換気も計画通りに
うまく換気出来ません
私が数年前より学ばせてもらっている
松尾設計室の松尾先生の
youtube
でもC値は最低でも1.0以下を
クリアして計画換気が50%動くと
おっしゃっています
では実際の測定の様子です
逆光ですみません
樹脂サッシに目張りをして
気密測定試験機を使っておこないます
室内と外気の気圧差をつくり
どれだけの空気が
室内から外にもれるかを
測定します
画像なので伝わりにくいですが
測定の雰囲気がわかりますか?
機械を動かすと
ファンが廻り
空気を押し出す『ゴォー』
と音がします
これも自分で経験を
重ねていくと
換気音でもある程度
測定の結果が悪そうか
どうか想像がつくように
なりました
約5分ほど待つと
測定結果が出ました
C値は0.2㎠/㎡ です
最近は0.2前後を
安定的に出せるように
なってきました
これも現場監理
大工さん電気屋さん設備屋さん
職人さんたちのおかげです
画面の数字がみにくいかも
しれませんが
住宅全体の隙間面積が
42㎠でした
これを全体の面積で割ると
42÷188.37=0.22㎠/㎡
42㎠なので
ちょうど6センチ×7センチ
ということです
その下にある数字が
N値=1.09
という数字
これは隙間特性値といいます
この数字は1.00~2.00の
間の数字になり
これが1.00に近づくと
42㎠の隙間合計は
ほんとに小さな穴の集合体に
なっているということです
これも含めて
気密測定として
とても良い結果が
出ました
つぎの機会には
気密測定をくわしく
つたえていきます
気密測定の結果は
報告書がありますので
せっかく注文住宅を
建てるのだったら
気密性能にもこだわって
気になる工務店さんの
報告書をみせてもらうことを
おすすめします
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典