24時間換気の目的②
おかげさまです。
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です。
前々回から24時間換気システム
ついて書いてきました
昨日までの内容を
簡単にまとめると
換気には
3つの機会方式の換気と
自然換気をふくめた
4つの方があること
大きく4つの目的
二酸化炭素の排出
ホルムアルデヒドやVOCの排出
ハウスダストの抑制
水蒸気の排出や結露防止
を24時間換気によって
効率的に排出したり予防
することが出来ます
では24時間換気システムの
機能を最大限発揮するためには
やはり気密性能が必要に
なります
そもそも24時間換気の
風の風量は
換気扇に手をかざして感じる位
や機械の音も極力静かで
動いているかわからない
位が理想です
日本の住宅では
平成11年に
『次世代省エネ基準』が制定されたときに
主に
北海道エリアでC値が2.0以下
その他のエリアでC値5.0以下
と決められ
これが高気密住宅と定義されました
ですが平成21年に省エネ法の改正
でC値の基準が撤廃されてしまい
現在は公的には
C値が幾ら以下が
高気密という定義がない状態です
以前も書きましたが
松尾設計室の
松尾先生によると
C値は1.0が
24時間換気で
給気された空気が
約50%はきちんと
排気されている状態
との事でできれば
C値が0.5以下が理想で
24時間換気を
計画通りにおこなわれる
レベルの気密性0.5が
必要となってきます
では
24時間換気システムを
出来れば第1種換気を使って
気密性能もC値0.5以下に
出来る環境であれば
きれいな空気を
取り入れ
汚れた空気を
排出できています
であれば
光熱費や燃料費が
高騰している世の中で
せっかく夏場は冷やした冷気
冬場は暖めた暖気を
換気によって捨ててしまい
新たに暑い空気と寒い空気を
取り入れて
快適な温度まで
またエネルギーを使って
冷やす・暖めるのは
非常にもったいないことです
これを
夏場は室内の冷えた空気を
排気する時に
入ってくる外気を冷やし
冬場は室内の暖めた空気を
排気するときに冷たい
入ってくる外気を暖めてから
室内に入れる
きれいな外気を給気する
さいに室温に近づける
『熱交換換気システム』が
あります
この仕組みだと
24時間換気をすることに
よる熱のロスを少なくして
エアコンの冷暖房効率
が非常によくなり
室内の快適性が
かなり良くなります
デメリットは
第1種換気方式ですので
最初の設備コストが高くなり
これに熱交換も加わるので
換気方式では
一番割高になります
ですが
個人的には快適性を
求める方には
おすすめしたい設備です
ちなみに
ベストホームでも
第1種熱交換型換気システムを
おススメしています
費用的には
お問い合わせいただければ
と思いますが
通常の第3種換気システムに
壁掛けエアコン1台分位の
価格をプラスした位です
良くお施主様には
エアコンを使っていない
季節の時期でも
外から帰ってくっると
ヒヤッとしてたり
暖かく感じると
良く言われます
これが
『熱交換している』
体感だと思うのです
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典