Durability
耐久性
雨漏りと内部結露を
徹底排除
家を腐食させる雨漏りと結露
家を支える木材を腐らせてしまうのは、腐朽菌という菌です。腐朽菌が繁殖するとカビも生えます。そしてカビが生えた環境はシロアリが寄ってきます。そうなるともう悪循環です。
腐朽菌は木材が湿気っている環境で繁殖します。そのため、家を長持ちさせるためには、雨や湿気の侵入を防ぐことが大前提です。
雨漏りを防ぐためには、丁寧な施工をすることが必須ですが、それ以前に建物の形状も大切です。デザイン優先で必要な軒や雨仕舞まで無くしてしまった家や、逆に壁や屋根が凸凹しすぎている家は、雨漏りしやすくなります。
内部結露のリスクをシミュレーション
窓に結露するのを見たことがあるかと思います。冬の寒い日など、室内外の温度差が大きくなると、温度が高い側の境界面で結露が発生します。.3台という数値にたどり着きました。このレベルの断熱性能があれば、真冬でもエアコン1台で家中を暖かく保てます。
実は、これと同じことが壁の中でも起こります。壁の中の結露は、気づかない間に構造材を湿らせ、腐朽菌を繁殖させてしまう可能性があります。
このリスクを減らすために、当社では壁の部材ごとに温度シミュレーションを行います。これにより、どの部材をどの厚さで使用すれば結露が発生しないか検証することができます。「これぐらいなら大丈夫だろう」といった憶測で、大切なお施主様の住まいを危険にさらさないために。
断熱性・気密性を上げれば必然的に耐久性も上がる
当社が踏襲している松尾式エコ住宅では、夏の冷房負荷を抑えるために日射遮蔽対策を兼ねた軒をしっかりと出します。また、冬の暖房エネルギーが屋外に逃げないように外観形状はできるかぎりシンプルにまとめているので、おのずと雨漏りはしにくくなります。
冷暖房負荷を把握するために、常に室内外の温度差シミュレーションや気密性の測定も行っている行っているので、壁体内結露のリスクも最低限に抑えることができます。
家族の資産を守る
日本の住宅の寿命は30年と言われています。数千万円もかけて建てた家がわずか一世代で使い物にならなくなるということです。こんなおかしな話はありません。本来、木造住宅は80年～100年ぐらい住めるべきです。これは、構造（柱や梁）に使われる木材の耐用年数から算出した年数です。雨漏りや結露の対策を適切に行い腐朽菌が繁殖しない環境であることと、定期的に検査や細かいメンテナンスを行うことが前提となります。
メンテナンス費用は10年に一度50万円ぐらいかかると言われますが、これは住宅の質によって大きく差がでます。外壁や屋根の汚れやすさ、防水性がしっかりしていれば、メンテナンスの頻度や費用を抑えることができます。
家は建てて完成ではありません。ベストホームの家づくりは、そこに数十年、さらには次の世代へと住み継いでいくことを考えて仕様や性能をご提案します。建築する時だけでなく、トータルコストを抑えつつ安心して暮らせる住まい、それがベストホームの家づくりです。
