ダブル断熱の完成見学会開催します。エアコン1台の家なら|ベストホーム |福岡で高気密高断熱の注文住宅を自然素材で建てる工務店ベストホーム

MENU

HOME > ブログ > 家づくりコラム > エアコンの機種選定 省エネエアコン

エアコンの機種選定 省エネエアコン

おかげさまです。福岡で自然素材をふんだんに使いながら、壁掛けエアコン1台

快適に過ごせる高性能住宅を建てる工務店のベストホーム吉永です。

一昨日の台風はかなり風が吹きましたね。道路等には枝木やごみ箱などが散乱して

降りましたが、幸い弊社の関係では特に被害の連絡もなくほっとしております。

 

さて、先日よりエアコンの電気代を2回続けてアップさせて頂きましたが

今回は、どんなエアコン選んだら良いの?という事で

私の勉強してきたことや個人的な意見になりますが、記事にしていきたいと思います。

 

みなさんはエアコンをどんな基準で選んでいますか?

多くの方が家電量販店に行って販売員に、部屋の大きさが何帖って伝えて 、

リビングだったらこれですよ!とか寝室は8帖だから2.5KWですね!って

教えられて決められる方も多いと思います。

 

カタログを手にして、どんな機能がついているのか、性能が良いのか、

どのくらい省エネなのか?木造や鉄筋の帖数は確認されているかもしれません。

ですが、下の表は見たことはあっても、内容を理解されている方は少ないの

ではないでしょうか?

屋根裏エアコンならベストホーム

実際、私も数年前よりゼロエネルギー住宅を施工するようになるまでは、

省エネ達成率やAPF(COP〉位しか見ておりませんでした。でもこの表にはもっ

と大事な事が記載されているのですね。

 

実際の選定には、木造あるいは鉄筋造りといっても戸建てか集合住宅でも状況は

違うと思いますし、冷房能力は窓がどの方位にあるか?西日が当たるのか?でも全

く違います。

 

暖房能力でも上下左右の部屋に囲まれているか、集合住宅だったら角部屋か

中央の部屋かなどによっても状況は全く異なってきます。

 

これだけ、冷房暖房の異なる部屋状況が多い中で畳数の表示が同じというのは本当

は可笑しなことなのかもしれません。実はこの表示は昭和39年に決められてから

一度も変わっていないのです。要は当時の全く断熱材の入っていない建物が基準に

なっていたのです。今の新築では断熱材が入っていない家はありませんが、実際に

昭和55年以前に建っている断熱材の入っていない建物はまだ4割近く残っている

そうです。

 

先程の上記の表に戻りますが、真ん中の14畳の所をみて行きましょう。

上が暖房で能力5.0KWとあります。この能力が定格能力と言って中間的な能力が

5.0KWと書いてあり5000Wと同じなんです。また、その下に小さく0.4~11.4と書

いてありますが、最小0.4KW(400W)から最大11.4KW(11400W)まで能力が

あるという事なんです。中間能力の倍以上の性能があるという事は、5.0KWはかな

り余裕で動いているんですね?

 

その右側に消費電力が中間時の定格能力で930Wという事です。要は930Wの消費

電力で5000Wの暖房能力を作っているという事です。つまり消費電力の約5.4倍の

熱を作ることが出来ています。

この効率を解りやすく表示しているのが、APF7.3と書いている部分です。

昔のカタログには暖房COPと表示はありましたが、現在ではAPF(通年エネル

ルギー消費効率)に変わりました。

 

暖房冷房を通年で平均すると1の電気エネルギーで7.3倍の効率がありますよって

事になります。ここまで、高性能は冷暖房器具っていうのは今の所エアコンしか

存在していません。

 

しかし、車の燃費と同じで実際のカタログの数値と同じように能力を発揮すること

は無いようです。

冷房時は外気温が高いほど、暖房の時には外気温が低いほど実際の能力は

落ちていきます。

特に暖房が基準になっている外温度が意外に高くて冬場0度になると、

暖房能力は70%位まで落ちてきているのです。

 

これは皆さん意外と気づいてないようです。車だとガソリンの給油する時や

燃費計とかで、解る方も多いとは思いますが

エアコン単体で電気代って中々解りませんよね?

まずは、この辺りからエアコンについて少し理解して頂けたらと思います。

 

長くなってきましたので次回に続きます。

おかげさまでありがとうございます。

株式会社ベストホーム

吉永泰典

 

 

 

 

 

 

最後までサイトを見ていただきありがとうございます。このページが役に立ったなと思ったらSNSでシェアしていただけるとうれしいです。

一覧に戻る