解体工事の昔と今
おかげさまです
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
工務店のベストホーム吉永です
先月下旬から
建て替えの為に
工事を
すすめておりました
解体工事が完了したので
確認に行ってきました
解体工事って
どのように作業を
すすめていくか
ご存じですか?
おそらく建物を
壊すために
大きな機械がきて
いきなり
ガチャンと屋根から
壊していく
そんな感じでしょうか
かなり昔だったら
それに近い感じだったかも
しれませんが…
上の写真の
工程の時点で
着工後9日位の様子です
それでは
今日は解体工事が
どのような流れになるのか
書いていきたいと思います
まず工事の一番最初には
建物の内部の
内装をすべて手作業で壊していきます
畳を外す
キッチンや洗面台など撤去
アルミサッシなど金属製品
を取り外し搬出します
その次に
室内の壁や天井の石膏ボード類
を全て手壊しにして撤去していき
家の内装がなくなり
柱や梁の木が見える状態に
なるまで人力で作業します
家の規模にもよりますが
30坪位の家でも
4~5日かかります
それから
建物の外側に足場架けをおこない
資材が飛散しないように
仮囲いしてから
屋根の瓦を1枚ずつ降ろしていき
敷地の広さにもよりますが
この後に
解体用の重機が
やっと運搬されてきて
ここの工程で1日~2日
ここまでの作業で約7日かかり
内部が写真のような状態になってから
重機と人力での作業で
工事がすすみ
建物の上屋部分を
撤去したのち
基礎のコンクリートを
砕きながら
コンクリートガラを搬出して
地ならしの整地をして
解体工事が完了します
おおよそ約2週間です
そのほかに
お庭に樹木や石があれば撤去したり
特に
昔の住宅だと車1台の場合が多く
いまの新しい住宅では
車が2台~3台の要望が多いので
古いブロックを壊して
駐車スペースをつくる
解体工事+ミニ造成
までを行うことが
多いですね
解体工事だけでも
結構な作業と時間が
かかると思われませんか
解体工事は
次の新しい住宅に
使うものではないので
皆さん費用が安く抑えられたら
思われていると思います
私が感じているのは
熊本地震以降
福岡でも
しばらくしてから
産業廃棄物の
処分場での処分費用が
あがり続けていて
いままで
何度も値上がりを
しています
物件によって
だいぶ金額の幅がありますが
解体工事に最低でも
150万はかかり
かかれば300万強
は想定されますので
今回は建て替えのケースですが
注文住宅で
土地を購入するにしても
古い家があれば
土地代金の上記の
金額位はプラスに
なると考えていたが
良さそうです
そして
この話に続いてくるのが
2022年4月から
アスベスト法が改正され
アスベストの事前調査が
義務化されました
一般的な古い住宅ですと
外壁やケイカル板等を
使っている場合に
サンプルの採取調査と
分析機関で検査を行って
アスベストが検出された
場合には
従来の解体工事にプラスして
アスベスト対策工事を
行う必要があります
私も今年の春に
一般建築物石綿含有建材調査者
の資格を取得しましたが
アスベスト対策工事への
具体的な金額はまだ把握できてません
恐らく100万単位の金額には
なるかと思います
このようなことに
少しでも役に立つのが
昨日もかきました補助金制度ですね
私ももっと情報を収集して
積極的に国の制度も利用して
行きたいと思います
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典