住宅ローンの安心な選び方③
おかげさまです
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
工務店のベストホーム吉永です
今日は住宅ローンを選び方で
皆さんがいま特に気にされている
金利の話です
住宅ローンの金利には
変動金利と固定金利の
大きく2つの種類に分けられます
今日は変動金利のことに
書いていきたいと思います
変動金利とはその名の通り
金利が上がったり下がったりして
借入の金利が変わっていくことです
現在変動金利が住宅ローンの金利では
一番低く設定されています
変動金利の金利はどうやって決まって
いるのかと言いますと
短期プライムレートという銀行が企業に貸し出す
融資金利の最優遇金利で1年未満の短期の
貸出金利のことを言います
短期プライムレートは日本銀行が
決める『公定歩合』を基準にしていますが
最近はより実態の金利にちかい
『無担保コール翌日物』などの
市場金利を参考に
各金融機関が独自で決定しています
銀行によって名称は違いますが
『新住宅ローン基準金利』などとも
言われています
短期プライムレートは簡単に言えば
国内の景気が良くなってくれば
金利は上がり景気が悪くなれば
下がります
ですが実際には
短期プライムレートはここ10年以上
変わらず変動はしていません
もちろん景気だけでなく
日本銀行の金融政策や
世界の経済状況によっても変わって
きますが
現在のようにコロナ禍の状況での
物価の上昇は余り経験ない状態です
未来のことはわかりませんが
変動金利がいますぐに上昇はしないのでは
と思っています
変動金利の人気の理由は金利が一番低いので
毎月の返済額が一番安くなりますし
借入金額の元金も固定金利などより
早く減らすことが出来ますので
一番選ぶ方が多いのかもしれません
そして変動金利には
年2回の金利の見直しが行われます
ですが
ここ10年では見直しされたことは
ありません(実際に私の場合がです)
一番心配なのは金利が上昇した場合ですね
年に2回も変わったら大変だと思いますが
変動金利は金利が変わっても
毎月の返済額は5年間は変わらないように
なっています。
これは
金利が上がって返済額が変わらないのに
実際には支払い利息が増えていますので
予定している元金が減らないことを
意味します
返済額は5年ごとに見直されますが
それまでの毎月返済額の1.25倍
までが最大となります
1.25倍以上の金利になることが
続いた場合は35年返済でローンが
終わらない形になるか
元金を一部もしくは残金の全額を
支払って終わるように調整する場面が
出てくるかと思います
一番の不安は金利の上昇で返済額が増え
家計を圧迫してしまうことです
変動金利のメリット
適用される金利が一番低い
毎月の返済額が一番安い
元金も一番減る
変動金利のデメリット
金利が上がったらどうしようという不安がある
将来の返済額が確定しない
金利が上昇すると未払い利息が発生することがあり
35年で返済が終わらないこともある
私が変動金利をおすすめできる人は
ローン金利が上昇したときに何らかの対応が
出来るご家族です
例えば
預貯金があり一部繰り上げ返済が出来るご家族
夫婦共働き等で将来的に所得や預貯金が増えていくご家族
ローン返済しても幾らかの余裕がもてるご家族ですと
不測の事態に対応ができて安心ですね
もう一つ付け加えると
ある程度の自己資金があり住宅ローンの
割合が低い人も変動金利を選択しても
良いかと思います
明日は固定金利について
書いていきます
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典