住宅ローン減税について
おかげさまです
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です
ほとんどの方が注文住宅を建てる
もしくは建売住宅を購入する際には
住宅ローンを組まれる方が
多いと思います
住宅ローン減税が昨年の税制大綱で
大きく変更になりました
今日は今年の変更点を中心に
お伝えしていきます
住宅ローン減税は
皆さんが毎月の給与から
引かれている所得税や
一部翌年の住民税を
確定申告とすることによって
控除されて還付を受ける
ことが出来る制度です
2021年までの住宅ローン減税は
毎年の年末のローン残高(原則最大4000万)
の1%までの金額を10年間の間に所得税
から控除することができました
一般住宅の場合が年間40万円×10年間の
最大で400万円還付されて戻って
くる仕組みです
さらに所得税で控除できない分は
翌年の住民税から控除される仕組み
(前年度課税所得×7%、最大136,500円まで)
さらに2019年の消費税10%への対策で
10年間の期間が13年に延長される
住宅ローン減税の特例が追加されて
11年目から13年目までの3年間で
最大80万円まで控除される
ようになりました
ここで注意して頂きたいのは
だったら住宅ローンを4000万以上
借りればたくさん税金が戻ってくると
思っている方もいらっしゃいますが
実際は自分が払った所得税と住民税の
上限の範囲までしか税金は戻ってきません
概算でいうと年収800万以上の方
でないと40万円すべての
控除を受けれない計算になります
ですが非常に大きな控除金額ですので
うまく利用していきたいですね
しかし、2022年の税制大綱で
住宅ローン減税が大きく変更されました
ですので今年の減税の確定申告には
2021年の旧制度と
2022年の新制度の方がいらっしゃる
ことになります
物凄くややこしいです
大きく変更された背景には
国が住宅ローンの利息と
減税の金額の逆ザヤを問題に
したからです
現在の住宅ローンは変動金利を
選ぶ方が多いです
その場合が金利が1%以下で
0.5%~0.7%前後の
金利が多くてローンで支払う
金利よりもローン減税で戻る
1%のほうが大きくなって
戻ってきます
これに国が待ったをかけた
状態になりました
国土交通省のサイトからの参照です
新築の住宅ですと控除期間が10年間から
13年間に延長されています
住宅ローン減税の期間も
2025年末入居までに延長されました
ここまでは良いことかと思いますが
一番の変更点が
借入の年末残高の1%まで控除
だったものが0.7%までの控除
額に引き下げられたことです
ここが一番大きいかもです
これまでローン減税を利用できた人が
『年間の合計所得が3000万以下』
だったのが
『2000万以下』引き下げられます
一部の高所得者は住宅ローン減税が
受けれなくなります
住宅ローン減税の控除額が所得税から
引ききれない人は翌年の住民税から
控除ができる上限が引き下げられます
前年度課税所得×7%・最大136,500円まで
だったものが
前年度課税所得×5%・最大97,500円まで
までに下がります
そして
その他の住宅は
2024年~2025年に入居する場合が
2023年に建築確認済証を受けていないと
住宅ローン減税を受けれなくなります
要は2024年以降は一定の省エネ性能を
満たす住宅でなければ駄目だと
いうことです
上記の国土交通省の表にも
ありますが2024年と2025年
は控除額の上限も引き下げられています
ということは現在の仕組みを
最大限生かせる可能性があるのは
2023年末入居までとなります
もちろんそれぞれのご家族に
寄っても状況がちがって一度
実際に控除できる金額が余り
変わらない方もいれば
減額になってしまう方も
いるかと思いますので
自分たちはどうなるのか
一度確認してみてください
私でもご相談に乗ることも
可能です
今日は長くなってしまいました
最後まで読んで頂き
ありがとうございます
明日に続きます
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典