標準仕様のセルロースファイバー断熱材
おかげさまです
今日は午後から17年前に
新築させて頂いたお施主様の
現地調査に行ってきました
スイス製の蓄熱式薪ストーブ
をダイニングを取付予定です
少ない木材燃料で長時間暖かいのが
特徴だそうです
工事の際にはまたご紹介しますね
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です
ベストホームの標準仕様の
断熱材は平成16年よりずっと
『セルロースファイバー』です
いまでもグラスウールや
現場発泡ウレタン断熱材などより
マイナーな存在の断熱材です
今日は『セルロースファイバー』の特徴
を書いていきます
セルロースファイバーの断熱性能は
高性能と思われているかも
しれませんが実は
他の断熱材とほぼ変わらない
平均的な性能になります
良く断熱材の性能を
熱伝導率で比較してみます
熱伝導率とは
1㎥の立方体の内外温度差が
1℃の時に移動するw数(w/mK)
厚さに寄らず物質によって決まる値です
高性能グラスウール16K 0.038
ネオマフォーム 0.020
硬質ウレタンフォーム 0.024
セルロースファイバー 0.040
どうでしょうか?
ほぼ高性能グラスウールと
変わらない数字です
実際の家の性能値で比較するには
これに断熱材の厚さが加わりますので
例えば
ネオマフォーム50ミリと
セルロースファイバー100ミリは
同じ性能になります
では私たちが使い続ける
セルロースファイバーのメリットは
何といっても『防音性能高い』
というポイントです
これには断熱材の密度が
関わってきます
セルロースファイバーを天井に
吹くだけならおよそ密度は25Kと言われ
これをデコスシートで袋状態にして
パンパンになるまで吹込みします
ので約50~55Kの密度に
なります
高性能グラスウールで16K
や24K・32Kなので
密度に関しては
優れていると言えます
現場発泡ウレタンは30K前後
かと思われます
この密度の差が防音性能の
高さになっている要因です
もし近くが幹線道路で車が多い
室内でピアノなど大きな音を
出すような環境があれば
特に有効な断熱材です
逆に壁よりも窓サッシのほうが
音漏れの原因になりやすいので
サッシをトリプルガラスや
密閉性の取れる窓で
性能の高いものを検討する
ほうが効果が上がります
セルロースファイバーの特徴は
まだまだありますので
明日に続きます
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典