電気使用量の多い設備
おかげさまです
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です
昨日12年前に新築させて
頂いたお施主様より
連絡を頂きました
電気代をクレジット払いに
していて3月の明細をみて
びっくりされたそうですが
1月の電気代がビックリするほど
高くなっていて
『太陽光発電を導入したほうが
良いですか』との質問でした
もちろん太陽光発電によって
電気代が下がる可能性は
大きいですが
実際の電気代を
聞いてみてビックリでした
『1月の電気代が70,000円オーバー』でした
全国的にみても比較的電気代の
安いはずの九州電力で
そこまで高くなるのかと・・・
何が原因かというと
そちらのご自宅ではオール電化契約
で10数年前に推奨されていま
『蓄熱暖房機』が設置されています
一番大きな原因はこの暖房機ですね
蓄熱暖房機とは以前はかなり安かった
深夜電力の電気代1KW辺り7円台の
時代に安い電力を使って夜間に
暖房機内の蓄熱レンガにヒーターで
レンガを暖めて蓄熱させておき
日中に放熱させる仕組みです
放熱も自然ではなくてファンを
使いますのでファンの電気代もかかります
タイマーや設定によっては
日中に蓄熱量が足りなくなり
不足すると昼間の電気が動くことも
ありますので注意が必要です
結果を申し上げますと
夜間電力は確かに安かったですが
蓄熱暖房機は
電気の消費量(使用量)が多い
電気の大飯喰らいなのです
いま現在もっとも省エネな
暖房設備は『エアコン』です
蓄熱暖房機に使われている
ヒーターは電力1に対して1しか
蓄熱できません
エアコンはヒートポンプを
利用することで電力1に対して
理論上では省エネな機種は約7倍
実行効率でも3~4倍の効率が
あります
じんわりと暖かいのが良いと
蓄熱暖房機を選択され方も
多くいらっしゃると思います
電気代高騰や
いま必要な省エネという観点では
オール電化住宅で
あれほど推奨されていた
蓄熱暖房機は
もう引退の時期になってきた
のではないでしょうか?
これに似た設備で
住宅に使われているのが
『電気温水器』があります
同じようにヒーターで水を
暖めてお湯をつくる給湯器です
これも毎日動く機械ですし
日本全国にはまだ200万台近く
存在するそうです
10年ひと昔ではありませんが
私たちを取り巻く環境も
大きく変わっていっています
そのためにも設備機器は
交換しやすい場所
交換しやすいもの
設置方法を検討して
いきたいですね
それよりも前に
住宅の断熱性と気密性を高めることが
大事だと思います
まだまだ書きたいことが
ありますが・・・
今日はこの辺りで
明日に続きます
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典