気密測定を行いました。粕屋町 二世帯住宅
おかげさまです。粕屋町で工事が進んでおりますM様邸の現場の様子です。
上棟と現場打合せと着々と現場が進んでおります。
写真ではわかりにくいですが、二世帯住宅ですのでボリューム
のある外観になっております。
弊社では、セルロースファイバー断熱材が標準仕様となっておりますが
屋根の直下にも分厚く吹き込みします。
こちらのM様邸は二世帯住宅ですので、上下階の音の気になる1階の天井裏にも
セルロースファイバー工事を行いました。
ベストホームでは断熱工事が完了しますと、外壁や内部の石膏ボードを貼る前の裸の状態に近い状況で気密測定を行うようにしております。何か問題があれば確認と対処が行えるからです。
このような大きな機械を窓等に設置して、室内中に圧力をかけて行きます。
大工さん電気屋さんも興味深々です。このように職人さんの丁寧な施工と 協力があって良い結果と、さらなる品質向上に繋がっていくと思います。
このような機械にて結果が表示されるんですね。
画面の結果は見えますか?数字の上から4段目に0.3とあります。まずますの結果が出たのではないかと思いますし、職人さんも満足の様子でした。本当に有難いことです。
もっと正確な話をしますと、機械は四捨五入して切り上げられてしまいます。 手計算で計算するとC値(隙間相当面積)は0.283になりました。パッシブハウス性能に近づいて来たのかなと思います。
C値は国の基準では、C値が2.0以下であれば高気密住宅と言うようですが、実際には福岡県でもC値を1.0を切る位の性能があった方が良いですね。そうすると、24時間換気システムもきちんと動いてくれるようですし、エアコン1台等の少ないエネルギーで冷暖房することが出来るようになります。
今回は、隙間特性値(N値)について書きたいと思います。機械の画面と気密試験結果報告書には隙間特性値nという値も報告されます。
このn値では、その気密測定物件の気密の施工状況とどんな隙間の空き方をしているかを知ることができる値となります。
気密測定した時にこのn値を読み取ることで隙間が何処に存在するのか100%探すことは無理にしても隙間探しには目安になり値(数字)となり。気密性能を上げるチェック数字になります。
上の機械画面の2段目が隙間特性値はn=1.15となっていますね。
このnの1.15は何を意味するのでしょうか?
高いレベルの高気密住宅の隙間は非常に細かいのです。
一方、気密の低い住宅の隙間は大きい傾向にあります。
気密を高めるためには隙間の空け方を細かくする必要があります。
このn値が・・・その隙間の特性を知らせてくれる数字なのです。
n値は1~2の数字の中で表示されて2に近づくほど隙間は大きく、1に近づくほど隙間は小さいことを意味しています。
気密を意識して施工するとn値は1.5以内に入るようになります。
この数字がn値=1.15という事は、針のように小さい穴の集まり位しかないと言えると思います。これも、私は指示するしかできませんので、施工管理する現場監督と職人さんの施工力の賜物だと言えるでしょう。本当に有難いですね。
中々文章だけでお伝えするのは、難しい内容かと思います。 ですが、施工能力というの物は、見えなくなってしまう、このような所で発揮されると思っております。
自然素材を使って気密性能や省エネ性能の高い住宅に興味のある方は、私の知る限りのことをお伝えします。宜しければ、一度お問合せ下さいませ。
いつもありがとうございます。
ベストホーム 吉永泰典