エアコンの畳数と最適な選び方②
おかげさまです
福岡で高気密・高断熱の高性能住宅を
自然素材をふんだんに使いながら
エアコン1台で家じゅう快適に過ごせる家をつくる
注文住宅の工務店ベストホーム吉永です
昨日につづきエアコンの使い方の
話になります
昨日の『最大能力』につづき
エアコンを選ぶのに大事なことは
『定格能力』になります
定格能力とはエアコンが
投入できる標準的な時間あたりの
熱量を意味してこれをKWで表した
ものです
結論から言いますとエアコンは
6畳用、10畳用、14畳用(200V)
の中で選択することで良い
ということです
無駄に大きな畳数のエアコンで
高い金額のエアコンは必要ない
ということです
ほとんどの方が畳数でエアコンを
選んでいると思います
これは以前にもお伝えしましたが
この畳数表示の基準は
1964年に制定されたまま
約60年近くも何も変更されて
いません
本当にビックリですね
現在の住宅では高気密高断熱に
なっていますので畳数で選ぶと
かなりオーバースペックな
ものを選んでいることになります
私も家電量販店の店員さんに
何回か聞いたことありますが
今まで畳数の件を知っている
人はいませんでしたし
家電量販店ではよく言われるのが
『エアコンはワンサイズ大きいのを選ぶ』とか
聞かれたことはありませんか
エアコンの効率から言えば
燃費が悪くなるだけなので
おすすめは出来ません
これは自動車でいえば
性能でいえば普通車でいいのに
大型車で運転している感じです
大きなエアコンを選んでしまうと
機器代金も高くなり
燃費が悪くなり電気代も高くなる
という状態になってしまします
これには最適な冷暖房負荷計算
が出来るのがベストです
最後にもう一つ大事なことが
ありまして
エアコンの畳数設定や暖房能力も
メーカーが想定している外気温が
ありましてその条件での試験結果
という事です
冷房能力が外気温35℃
暖房能力が7℃
になります
夏場の冷房に関しては35℃は
最近でも実際によくある温度ですが
冬場の外気温7℃は高すぎる設定では
ないでしょうか?
最低気温が7℃は福岡でも
真冬ではほとんど7℃以下だと
思います
実は外気温が0℃の場合は
エアコンの効率が約70%に
効率が下がっている計算です
ですので暖房に関しては
能力の補正が必要です
外気温が0℃近くになると
室外機に霜が発生しやすくなり
霜取り運転をしている間は
暖房運転はしていません
たまにエアコンから風は出ているけど
暖かくない現象は霜とり運転を
しています
この問題をクリアできるのは
寒冷地用エアコンですが
福岡ではほとんど販売はしてません
これに近い対応が出来るのが
エアコンメーカの上位機種の
モデルを検討すると良いかと
思います
最大暖房能力が高いのもありますし
省エネ効率も高いので電気代も
抑えられることになります
エアコンの選定は単純に
部屋の畳数だけで判断したり
ワンサイズ大きな機種を選ぶのでなく
住宅の状況や性能に合わせて
適正なものを選ぶことが大事です
エアコン選びに迷われたときは
お気軽にご相談ください
今日も長くなってしましました
明日に続きます
おかげさまでありがとうございます
株式会社ベストホーム
吉永泰典
カタログだけの数字に惑わされてしまうと、燃費が悪くなり、ランニングコストばかりかかってしまうため、エアコン選びの正しい知識を身に付けるようにしましょう。